レンコンは犬に与えてもOK!
生食 | 生で食べても問題ありませんが、繊維質なので、生の場合はすりおろしてからあげると消化に優しいです。 |
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加熱 | 皮をむいて、細かく刻んだりすりおろしたものをあげると消化しやすくなります。 |
レンコンには犬が中毒を起こす成分などは特に含まれていないため、犬が食べても問題ありません。
ここに注意!
愛犬にレンコンを食べさせる際は、加熱して細かく切る、生食ならばすりおろすなど、犬の消化に配慮してあげることが必要です。
犬は野菜類の消化はあまり得意ではないため、たくさん食べるとお腹の調子を悪くする可能性があります。
特に根菜であるレンコンは食物繊維も豊富なので、消化しやすく切ったりすりおろして、与えすぎには注意しましょう。
犬にレンコンを与えても大丈夫!
レンコンは、犬が食べても問題のない食べ物です。
実は、レンコンを食用として食べている国は非常に少ないため、外国のドッグフードなどでレンコンが使用されることはほぼありません。
しかし、レンコンが食材として幅広く利用されている日本国内では、犬用のレンコンチップスやレンコンパウダーなども販売されています。

レンジでレンコンを乾燥させたレンコンチップスを、手作りおやつとして愛犬に与えている方もいます。
レンコンを犬に与える際の注意点
消化性を高める工夫をしよう
犬に与えるレンコンは、消化性を高める工夫をして調理してあげましょう。
犬はもともと野菜の消化が得意ではなく、特に繊維質であるレンコンを食べ過ぎると、消化に負担がかかります。
犬が消化しやすく、安全に食べられるようにするには、加熱してやわらかくしたレンコンを、細かく刻むことがおすすめです。
生のレンコンも犬に与えることは可能ですが、消化性にはより注意が必要です。
レンコンを生のまま与えるのであれば、すりおろしてあげるのがベストでしょう。

レンコンを粉末化した「レンコンパウダー」を普段の食事に振りかければ、便秘解消などにつながります。
一日に与えていいレンコンの量は?
先述した通り、犬は野菜の消化が得意ではないため、レンコンを食べ過ぎると、消化不良を起こしてしまうことがあります。
愛犬にレンコンを与える際は、トッピングやおやつとして少量だけあげるようにしましょう。
量の上限の目安は、以下の通りです。
- 小型犬…5g~10g(薄めの輪切り1,2枚分)
- 中型犬……10g~30g(薄めの輪切り3,4枚分)
- 大型犬……35g~50g(薄めの輪切り5,6枚分)
参考までに、薄切りのレンコン一枚のカロリーは、約7㎉です。
基本的には、愛犬の一日の摂取カロリーの10%以内の量になるようにしましょう。
また、レンコンチップスやパウダーの場合、レンコンのカロリーも凝縮されているため、上記の数値よりカロリーも高くなります。
製品のカロリー表示をみて、あげすぎに注意しましょう。
レンコンに含まれる栄養素
- ビタミンC
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ビタミンCは、抗酸化作用や疲労回復などの効果が期待できます。
レンコンはでんぷんも多く含まれ、熱に弱いビタミンCを保護しているため、加熱しても残りやすくなっています。
- ムチン
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ムチンはレンコンの粘り気の元となっている成分です。
粘膜を保護し、内臓の機能を維持したり、免疫力をあげる効果が期待できます。
- タンニン
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タンニンは渋みの元の成分のひとつでもあり、消炎作用や、抗酸化作用がありますが、体質によっては便秘や腹痛を起こすことがあります。
タンニンが気になる場合には、切ったレンコンを水にさらしてアク抜きをしましょう。

レンコンを水にさらしておくと、茶色く変色するのを防ぐことができます。