犬はじゃがいもを食べられる!
生食 | 生のじゃがいもは消化しにくく、食べ過ぎると下痢や嘔吐などの消化不良を起こすことがあります。 |
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加熱 | 芽や皮を取り除き加熱すれば、犬もじゃがいもを食べることができます。 |
加熱した状態であれば、犬にもじゃがいもを与えることができます。
ただし、中毒物質が含まれる部分である「芽」や「皮」の部分は、しっかりと取り除いてください。
これらの部位には、ソラニンやチャコニンと呼ばれる中毒成分が含まれており、犬の下痢や嘔吐の原因となりかねません。
また、愛犬が消化しやすいように、すりつぶしたり小さく切ってからあげることをお勧めします。
じゃがいもを犬に与えても大丈夫!
じゃがいもは、犬のごはんに取り入れることのできる食材です。
初めてあげる際は、皮や芽を取り除いて加熱したものを、一口だけあげてから愛犬の様子を見て問題がなさそうか判断しましょう。
ただし、じゃがいもの芽や緑色になった皮には有毒成分があるため、食べてしまうと食中毒を起こす可能性があります。
また、生のじゃがいもは消化しにくいため、消化不良が起きやすいです。
買ってきたばかりの調理前のじゃがいもは、誤って犬が食べてしまわないように保管しておきましょう。

じゃがいもは、ドッグフードにもよく使用されています。
犬にじゃがいもを食べさせる際の注意点と一日の量
じゃがいもの芽や皮に注意
犬に、じゃがいもの芽や、緑色に変色した皮の部分を与えないようにしましょう。
じゃがいもの芽や緑色の皮には、ソラニンやチャコニンという天然の毒素が含まれていて、嘔吐や腹痛、下痢、めまい、頭痛、不整脈といった中毒症状を起こすことがあります。
ソラニンやチャコニンの毒性は、じゃがいもを茹でたり煮たりしても消えません。

じゃがいもは、光に当たりすぎると皮が緑色に変色し、天然毒素が発生します。
以下のようなじゃがいもには、特にソラニンやチャコニンが含まれやすいため、事前にしっかり芽と皮を剥くようにしましょう。
特に注意したいじゃがいものタイプ
- 家庭菜園や学校菜園などで作られた未熟なじゃがいも
- 有機栽培のじゃがいも
- 日の当たる場所で保管さらたじゃがいも
ソラニンやチャコニンは、人間にも有毒な成分ですが、犬は極少量でも健康を害することがあります。
じゃがいもは、直射日光の当たらない冷暗所で保管しましょう。

芽が成長し始めているじゃがいもを使用する場合は、深めに芽を取り、皮も厚めに剥くようにしましょう。
生のじゃがいもは与えない
生のじゃがいもは、消化に悪いため、犬が食べると消化不良による腹痛や下痢の原因になります。
茹でたり蒸かしたり、食べやすいよう加熱したものを上げるようにしましょう。
また、犬が誤って調理前のじゃがいもを食べた場合、先ほど述べた芽や変色した皮の部分を口にしてしまう可能性があります。
生のじゃがいもは、愛犬の口に入らない場所で保管するようにしてください。

じゃがいもを調理する際は、カロリーや栄養の観点から、蒸かすかゆでる方法をおすすめします。
犬が食べていいじゃがいもの目安量
じゃがいもの栄養は糖質が中心でカロリーが高めなので、食べすぎると肥満につながってしまいます。
小さいじゃがいも一個でも、犬にとってはカロリーオーバーになります。
体重1kgあたり5gのじゃがいもを上限の目安としてください。
体重5キロの犬なら25g前後が目安です。
あくまで上限の目安なので、与えすぎには注意してください。
じゃがいもに含まれる栄養素
- 糖質
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じゃがいもの主成分は糖質です。
タンパク質や脂質よりも速やかにエネルギーへと変わる糖質は、重要な栄養素ですが、摂り過ぎには注意が必要です。
- ビタミンB群
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ビタミンBは、糖質やタンパク質を分解する酵素をサポートする働きがあります。
体調を整え、身体を作るために大切なビタミンです。
- カリウム
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カリウムは、細胞の働きを維持する他、犬が摂り過ぎてしまった塩分の排出にも役立ちます。
細胞のバランスを整える働きがあります。
- ビタミンC
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活性酸素による体内の酸化を抑え、健康の維持をするために重要な栄養素です、
また、皮膚や被毛のコンディションを整える働きがあります。