ゴマは犬に与えてもOK!
生食 | 犬にゴマを与えても問題ありません。ゴマの消化性を高め、栄養素を効率的に吸収させるために、すったゴマ(すりゴマ)をあげることをおすすめします。 |
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犬がゴマを食べても大丈夫!すりゴマがおすすめ
ゴマは、犬が食べても問題のない食べ物です。
ゴマには、栄養が豊富に含まれていますが、ゴマの表面は非常に硬い殻で覆われているめ、そのまま食べても栄養があまり吸収されません。
すりおろした状態のゴマを上げると、香りがよくなり食べやすくなるだけでなく、栄養素が吸収されやすくなります。

ゴマは、昔の中国では漢方として使用され、日本では6世紀ごろから栽培が始まったとされています。
犬はゴマを食べられる
ゴマは、犬が中毒を起こす成分などは含まれていないため、問題なく食べることができます。
ただし、ゴマは繊維質で脂質も高いため、消化が苦手な犬が食べると下痢などを起こすことがあります。
アレルギーを起こす可能性もゼロではないため、愛犬との相性を見ながら少しだけ与えるようにしましょう。
また、ゴマは高カロリーなので、肥満気味の犬に与えたり、毎食ゴマを与えたりすることは避けたほうが無難です。

白ゴマや黒ゴマに比べて、金ゴマは薫り高く脂質が高くコクがあるため、価格も若干高めです。
ゴマを犬に与える際に注意したいポイントは?
一日の目安量は?ゴマの与えすぎには注意!
ゴマは脂質や繊維が多いため、食べ過ぎると肝臓に負担がかかったり、下痢や軟便を起こす可能性があります。
また、ゴマは高カロリーなので、一度に大量に食べたり、毎食与えたりしていると、肥満につながります。
ゴマを愛犬にあげるときは、以下の量を目安に与えるようにしてください。
- 小型犬……小さじ1/2~1杯
- 中型犬……小さじ2杯
- 大型犬……大さじ1杯
上記の量はあくまで目安です。
多少オーバーしても問題ありませんが、与えすぎには十分注意してください、
ゴマは栄養が豊富ですが、通常のドッグフードでも犬に必要な栄養は十分とることができます。
基本的に、犬が食べても問題のない食べ物であっても、普段の食事であるドッグフードを優先して与えるようにしましょう。
すりゴマをあげる
ゴマの表面を覆っている殻は非常に繊維質が多く含まれていて硬いです。
そのため、そのまま与えてもゴマの栄養を吸収できません。
すっていないゴマを食べても問題ありませんが、すりゴマの方が、栄養面でも消化面でも犬に適しています。
しかし、ゴマはすって皮が剥けると酸化が進みやすくなります。
美味しさや香り、栄養を保つために、食べる際にその都度食べる分だけをすってあげるとよいでしょう。

すったごまをドッグフードにふりかけると、普段の食事と風味も変わり食いつきが良くなることがあります。
練りゴマや加工製品は注意
練りゴマや、ゴマの加工食品には、調味料などが加えられているものがあるため、犬には与えないようにしましょう。
人間にとって問題のない塩分量や調味料でも、犬の身体には良くない場合もあります。
もし愛犬が加工食品を口にした場合、しばらく様子をみて、問題があれば病院に相談しましょう。
ゴマに含まれる栄養素
ゴマは栄養が豊富で、人間にとっても犬とってもうれしい成分が含まれています。
- ゴマリグナン(セサミン)
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ゴマリグナンにはいくつかの種類がありますが、ゴマの中には特に「セサミン」と呼ばれるゴマリグナンが豊富に含まれています。
抗酸化作用があるとされ、疲労感の改善や皮膚の保護などの効果が期待できます。
- オレイン酸とリノール酸
ゴマの脂質の主成分は、「オレイン酸」と「リノール酸」です
オレイン酸はLDLコレステロールの値を低下させる働きを持つ脂肪酸で、リノール酸は皮膚機能を保る働きがあります。
- 食物繊維
ゴマは、食物繊維も豊富です。
ゴマには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が含まれていて、腸内環境の改善に役立ちます。