鮭は犬に与えてもOK!
生食・塩鮭 | 犬に与える鮭は、塩鮭など加工されていないものを加熱してから与えましょう。 |
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加熱 | 鮭を犬に与える際には、味付けをせずに加熱してから与えてください。 |
鮭は、加熱した無添加のものであれば、犬が食べても問題ありません。
鮭には、タンパク質の他、アスタキサンチンやDHA、EPA、ビタミン類なども豊富に含有されています。
ただし、スーパーで売られているよく売られている鮭は、塩鮭など加工されているものが多いため、注意が必要です。
また、生の刺身なども、食中毒の危険性があるため、与えないほうが無難です。
塩分の使われていない鮭を購入する、鮭にはしっかりと火を通す、骨ごと与えないなどのポイントに気を付けて、鮭を愛犬のごはんに取り入れてみてください。
犬に鮭を与えても大丈夫!
犬に鮭を与えても、問題ありません。
鮭は、ドッグフードや犬用のおやつの素材としても、幅広く利用されています。
与える際には、ゆでたり蒸したりした、無添加の鮭を与えるようにしてください。
生の鮭には、寄生虫などによる食中毒の危険性があり、加工品の鮭には、塩分・糖分過多の危険性があります。
もし愛犬が生の鮭を食べた場合、食中毒、消化不良などの症状が見られないか注意しましょう。

鮭フレークなど、調味料で味付けされた鮭の加工食品は、塩分過多などの原因になるため、与えてはいけません。
サーモンの刺身は与えても大丈夫?
鮭は英語で「サーモン」で、鮭とサーモンを同じものと思っている人も多くいます。
しかし、日本で流通している「サーモン」の多くは「トラウトサーモン」という淡水魚であり、一般的な「鮭」とは違う魚です。
トラウトサーモンも同じようにサケ科の魚なので、基本的には鮭と同じようにサーモンも与えることができます。
サーモンは基本的に養殖されていて寄生虫の危険性は低いですが、食中毒や消化不良の可能性はゼロではありません。
また、「鮭」は川魚であり寄生虫を持っているため、犬に限らず、人間も基本的に加熱してから食べるようにしましょう。
鮭を犬に食べさせる際の注意点
犬に「塩鮭」を与えない
店頭に並んでいる鮭の切身は、生鮭と塩鮭に大きく分けられます。
塩鮭は、鮭の保存性を高め、熟成によってうまみを引き出すために鮭を塩漬けしたものです。
塩鮭は、その名の通り塩が使われているため、犬にとっては塩分の摂り過ぎに繋がる可能性があります。
犬に与える鮭が、加工されていない鮭かどうかを確認してから、犬に与えるようにしましょう。

店によっては、「塩鮭」ではなく、「甘口」や「辛口」などと表示されている場合もあります。
鮭を加熱する
鮭を犬に与える際には、火を通してから与えましょう。
生の鮭には、寄生虫・微生物による食中毒の危険性があります。
また、生魚には、チアミナーゼという酵素が含まれていて、犬が食べ過ぎると、ビタミンB1の欠乏を引き起こす可能性があるのです。
加熱することで、ビタミンB1欠乏症の原因となるチアミナーゼは失活し、アニサキスなどの寄生虫や微生物類は死滅します。
鮭の骨は取り除く
犬に魚を与える際は、あらかじめ骨をしっかりと取り除いてあげることが大切です。
犬は基本的にあまり咀嚼をせず食べるため、骨を飲み込み喉に刺さってしまう可能性があります。
鮭の皮も与えてOK!食べやすく刻んでから
加熱した状態であれば、鮭の皮を犬に与えても問題ありません。
鮭の皮には、コラーゲンなど栄養が多く含まれています。
与える際には、のどに詰まらせないよう、食べやすく細かく切ってからあげましょう。

皮はそのままだと犬が噛み切れず、のどに詰まらせる可能性があるため、注意しましょう。
鮭に含まれる栄養素
- DHA/EPA
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鮭の油からは、DHAとEPAとい血液をサラサラにしてくれる成分が含まれています。
また、DHAには記憶力や集中力を保つ働きが、EPAには体内の炎症を抑える働きが期待できます。
- ビタミンA
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ビタミンAは、目の健康や粘膜をサポートする成分です。
また、ビタミンAの摂取は全身の粘膜を強化するため、感染症にかかりにくい元気な体作りにも役立ちます。
- アスタキサンチン
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鮭には、抗酸化作用を持つアスタキサンチンが含まれています。
細胞のバランスを整える働きがあります。