かぼちゃは犬が食べても大丈夫!
生食 | 少量なら問題ありませんが、生のかぼちゃは固く消化に悪いので消化不良や腹痛を起こすことがあります。 |
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加熱 | 加熱し、皮をむいておくと犬が消化しやすくなります。カロリーが少し高いので、食べさせすぎには注意してください。 |
かぼちゃは犬が食べてもOK!加熱して食べやすく
かぼちゃは犬にとって中毒性のある成分は含まれていないため、犬が食べても問題ありません。
ただし、生のかぼちゃは消化に悪いため、必ず火を通して細かくしたものを食べさせてあげましょう。
皮や種にも中毒性のある成分はありませんが、食物繊維が豊富なので消化不良を起こすことがあります。
また、食べ過ぎによるカロリー過多にも注意しましょう。
犬もかぼちゃを食べられる
犬にかぼちゃを与えても大丈夫です。
かぼちゃはドッグフードのトッピングや、手作りごはんの具材に使用されることもあります。
ただし、糖質を多く含むかぼちゃは、野菜とはいえ「低カロリーな食材」とは呼べません。
愛犬がカロリーオーバーしないように、一日の食事の量を考えて調整してあげましょう。
また、食べ過ぎると食物繊維のとりすぎで消化不良を起こしてしまうこともあるため注意してください。

犬は肉中心の食生活のため、食物繊維の消化は得意ではありません。
かぼちゃの皮は食べられる?
かぼちゃの皮も、犬が食べても有害なわけではありませんが、繊維質で消化にはよくありません。
皮を手でつぶせるくらいにやわらかく加熱すれば、犬も消化しやすくなるため、食べさせる場合はしっかり加熱しましょう。
ただし、消化能力や体調が悪い犬だと、下痢や軟便などの消化不良を起こす可能性もあります。

もしかぼちゃの皮を食べてしまったら、消化不良を起こしていないか注意して見てください。
かぼちゃの種は犬に与えてもいいの?
かぼちゃの種やワタも有毒性はないため、犬が食べても問題ありません。
しかし、種やワタには特に食物繊維が豊富で消化に良くないため、食べさることはおすすめしません。
かぼちゃの種は、栄養豊富ではありますが、犬の体内で消化しきれず、そのまま便として排出されることもあります。
食べさせる場合には、加熱し、細かく砕いたものを極少量あげる程度にしてください。

おつまみ用などの調味料が加えられたかぼちゃの種は、塩分過多などにつながるため、愛犬が食べないよう注意してください。
犬にかぼちゃを与える際に気を付けたい点は?
食べ過ぎに注意! かぼちゃの一日の目安量
かぼちゃは甘みが強く栄養価が高いですが、100gで約90kcalとカロリーが高く、簡単にカロリーオーバーにつながってしまいます。
また、食物繊維が豊富なため、食べ過ぎで腹痛を起こしてしまうことも。
愛犬にかぼちゃを与える際は、一日の摂取カロリーの20%以内に収まるようにしましょう。
量の上限の目安は、以下の通りです。
- 小型犬…20g~30g(一口大1,2個分)
- 中型犬……50g~70g(一口大3,4個分)
- 大型犬……80g~120g(一口大4,5個分)
愛犬の体調やその日の食事に合わせて、おなかが弱い、ドッグフードをたくさん食べた、などの場合は量を減らしてください。
あくまで普段の食事のトッピングや特別なおやつとして与え、かぼちゃだけでお腹いっぱいになるほど食べさせないようにしましょう。
火を通してやわらかくする
かぼちゃは必ずしっかりと火を通し、十分にやわらかくしてから犬に食べさせてあげましょう。
犬は食物繊維を多く含む野菜類の消化が得意ではありません。
生の状態で食べたり、たくさん食べすぎると、消化不良で腹痛を起こすことがあります。
加熱してやわらかくしたかぼちゃを、細かく切ってから与えることで、消化しやすくなります。

また、すりつぶしたり、スープ仕立てにしてあげると、噛む力や飲み込む力、消化能力の弱っている犬でも食べやすくなります。
アレルギーに注意
どんな食べ物であっても、アレルギーを起こす可能性はゼロではありません。
愛犬に初めてかぼちゃを上げる際には、少量から与えて、問題がないか様子を見てあげるようにしましょう。
特に、小麦やトウモロコシなどイネ科のアレルギー、にんじんやじゃがいものアレルギーを持っている犬は、かぼちゃを食べてアレルギー反応が出ることがあります。
アレルギーのほかにも持病があったり、体調が悪い時も、アレルギー反応が出てしまうこともあるため、避けるようにしてください。
かぼちゃの栄養素
- ビタミンE
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かぼちゃは、ビタミンEの含有量が高い野菜として知られています。
ビタミンEの適度な補給は、犬の美しい毛並みの維持や、正常な妊娠・出産のためにも重要です。
- β-カロテン(ビタミンA)
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β-カロテンは天然色素の一種で、かぼちゃやニンジンの鮮やかなオレンジ色は、β-カロテンによるものです。
ビタミンAに変換されたβ-カロテンは、犬の視力や目の潤いを保つために役立ちます。
- カリウム
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カリウムは、細胞が正常に働くために重要なミネラルです。
腎臓や心臓の働きをサポートするほか、塩分の排出などにも重要な働きをします。