ヨーグルトは犬にも与えられる
無糖 | ヨーグルトは基本的に犬も食べることができます。脂肪分が多いため、たくさんあげたり毎日与えるのは避けましょう。 |
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加糖 | 加糖タイプのものや、果物などが混ざっているヨーグルトは与えないようにしましょう。無糖のものを選んでください。 |
ヨーグルトに含まれる栄養素
ヨーグルトには、腸内環境を整える働きがある乳酸菌が豊富に含まれています。
その他にも、体を作るタンパク質、骨を丈夫に保つカルシウム、粘膜や目の健康を守るビタミンAなど、さまざまな栄養素が補給できます。
あげるなら砂糖や果物が入っていない無糖タイプを
人間用のヨーグルトを与える際には、糖分や果物類が含まれていないものを用意してあげましょう。
また、体質によっては、ヨーグルトでおなかを壊してしまったり、アレルギー症状が出る可能性もあります。
こうした場合には、ヨーグルトを与えることをストップして、獣医さんに相談されることをおすすめします。

ヨーグルトは栄養が豊富なだけでなく、液状でワンちゃんにも食べやすいため、愛犬の食欲がない時などにもおすすめです。
犬はヨーグルトを食べても大丈夫!
ヨーグルトは、無糖タイプのものであれば、犬に与えることが可能です。
ヨーグルトの原料である牛乳には、犬が分解しづらい乳糖が含まれているため、与えることは推奨されていません。
しかし、ヨーグルトは発酵の過程で乳糖が分解されるため、犬が食べてもおなかを壊す危険性は低くなるのです。
ただし、アレルギーが起こる可能性もあるため、最初は少しだけあげて様子を見るようにしてください。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌をより効果的に腸内に届かせるためには、ヨーグルトを加熱せずに与えたり、ワンちゃんの胃酸が弱まる食後に与えることがおすすめです。
また、糖分過多や偏食の原因にもなりかねないめ、砂糖入りのものや果物入りのものは与えないなどの注意点もあります。
ヨーグルトを犬に与える際の注意点
砂糖やフルーツの入っていないヨーグルトにする
犬にヨーグルトをあげる際には、砂糖やフルーツ類が加えられていないヨーグルトを選んであげましょう。
砂糖や果物たっぷりのヨーグルトを食べさせると、糖分の過剰摂取に繋がります。
また、低脂肪や無脂肪タイプのヨーグルトでも、砂糖類は含まれている場合があります。
無糖・砂糖不使用など、原材料欄を確認しながら選びましょう。

摂り過ぎた糖分は肥満だけでなく、病気や偏食の原因になります。
与えてもいい適量を守る
愛犬にヨーグルトを過剰摂取させることはやめましょう。
ヨーグルトの与え過ぎは、下痢や軟便、結石などを引き起こす可能性があります。
あくまでも目安ですが、体重5kgの小型犬には1日当たり小さじ1、2杯程度、体重25kgの大型犬で大さじ1、2杯を上限とすると安心です。
アレルギーの犬には食べさせない
牛乳やヤギミルクなど、動物の乳にアレルギーのある犬には、ヨーグルトもNGです。
今まで乳製品が大丈夫だったワンちゃんでも、ヨーグルトによって初めてアレルギーを起こす可能性もあります。
ヨーグルトを与えた後で、愛犬に皮膚のかゆみや赤み、下痢、嘔吐などの症状がみられたら、病院へ連れていき、アレルギーの検査をしてみましょう。
ヨーグルトが犬の体に合わない時は与えるのをやめる
犬が牛乳で下痢をする原因は、牛乳に含まれる乳糖の分解が不得意だからです。
ヨーグルトは、発酵過程で乳糖が分解されているため、基本的に問題なく食べることができます。
しかし、ワンちゃんの中には、ヨーグルトでもおなかがゆるくなってしまう子もいます。
食べ物の好みや体質との相性は犬によって異なりますので、愛犬と合わないと思ったら、無理に食べさせないようにしましょう。

犬にとって、ヨーグルトは必須の栄養素というわけではありません。相性をよく見てからあげるようにしてください。
犬にうれしいヨーグルトの栄養素
ヨーグルトは栄養が豊富で、犬に整腸作用などの健康をサポートする効果が期待できます。
脂質も高いため、あげすぎは厳禁ですが、適度に与える分にはワンちゃんにとってメリットの多い食品です。
主な栄養として、以下のようなものがあげられます。
- 乳酸菌
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ヨーグルトを代表する成分といえば乳酸菌です。
乳酸菌は、腸内の善玉菌の数を増やして腸内環境を整えたり、免疫力を高める働きが期待できます。
- タンパク質
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タンパク質は、体を作る材料となるほか、大切なエネルギー源としても利用されます。
ヨーグルトは乳酸菌の働きでタンパク質が吸収されやすくなっていて、効率よくタンパク質を摂取できます。
- カルシウム
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ヨーグルトからはカルシウムも補給できます。
カルシウムはワンちゃんの骨や歯の形成・維持に欠かせない栄養素です。
- ビタミンB2
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脂質を燃焼してエネルギーへと変換する酵素をサポートする栄養素が、ビタミンB2です。
さらに、皮膚や被毛、爪などを、丈夫に美しく整えてくれる働きも持ち合わせています。
- ビタミンA
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ビタミンAは、粘膜を強くして病原体から守ってくれます。
また、視力や目の潤いを保ったり、眼病を防ぐためにも、ビタミンAが必要です。

乳酸菌は、商品によって種類が異なりますが、ほぼ全ての乳酸菌に便秘解消や免疫力向上の効果が期待できます。